魔法理論(辺獄世界)

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魔法理論とは、辺獄世界における特定の流派の枠内で、魔法現象の駆動およびその解釈に用いられる理論的枠組みのこと。狭義には、タタオル学派の統一理論を指す。

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概要[編集]

水平大陸の歴史の中で魔法現象が解明され始めたのはごく近年のことであり、その原理については未だ不明な部分も多い。実際に、前世紀においては魔法の行使について「心臓という架空の器官に魔力を集中する」という迷信がまかり通っており、今なお一部の年長者には「心臓」の存在が信じられている。魔法原理に関する理論は日々更新され続けており、「心臓」だけでなくそもそも「魔力」という実在自体が否定されたことは記憶に新しい。従って、一般的な用語としての「魔法理論」を指した場合には、最新の魔術研究における学説というより、今現在一定の説明力を持ち、かつ一定程度普及している魔法仮説を意味することとなる。

タタオル仮説[編集]

現在主流として扱われる魔法理論は、32年前に数理魔法学者のムィ・タタオルの提唱した魔力抽象の多段仮説であり、一般的に「タタオル仮説」あるいは「タタオル理論」と称される。この仮設はタタオル本人によっても数度の更新を経ており、版によって段階の区分は異なるものの、概して次の三段階として記述されることが多い。

  1. 形而上の魔力器官を構築する
  2. 因果律の記述式を接続する
  3. 仮設された相関律が、形而下の世界に意味を実在させる

 魔力器官の構築 [編集]

タタオル仮設の第一段階は、形而上の魔力器官の構築である。ここにおける魔力器官とは、あくまでも不在の器官であり、すなわち呪文の記述により形而上に自在な架空器官を形成することにほかならない。呪文は口頭による詠唱でも構わないが、一般には杖や箒、魔法陣等に刻まれたものを使用する。ここで構築された架空器官を、以後魔力器官と呼称し、魔法行使の媒介として使用する。「心臓」の形式が採択されることが多い。

 記述式の接続[編集]

架空の魔力器官が構築されたことで、因果律の糸への接触が可能となる。タタオル仮設の第二段階に相当し、最も操作上の困難が伴う。ここで術式の行使者は、魔力器官を通して形而上世界の認識が可能となり、任意の因果律を見ることが可能となる。最も単純な例として、「藁人形による呪い」の術式を構築する場合は、藁人形と呪いの対象という二物の因果律を検索し、これらを接続することになる。しかし当然ながら形而上の世界認識は莫大な情報量に晒されることとなり、精神的にも肉体的にも大きな負荷が伴う。

 相関律の実証[編集]

タタオル仮説の第三段階は、魔力器官の解体による意味の実証である。呪文の記述によって形而上に駆動される魔力器官を停止させ、形而上に存在した因果律を形而下における相関律のレベルに落とし込む。結果として相関律は現実に意味を実証し、目的に沿った魔法が発動することになる。

迷信としての「心臓」[編集]

医学的な解剖によって、人類の胸部に「心臓」なる器官が存在しないことは実証されている。他方で、この迷信としての「心臓」は魔法利用の基礎であり、魔法科学の発展に多大な影響を与えてきたことは事実である。タタオル仮説においても明らかなように、魔法の行使において架空の器官は極めて本質的な役割を果たす。しがたって、人類が「心臓」という迷信を信仰してきた歴史には、何らかの精霊的存在の意志が働いたのではないかという説もある。

 心臓時代の魔法理論[編集]

「心臓」の実在が信じられていた時代には、次のような魔法理論が提唱されていた。
バロミウス理論
有限意味理論
砂漠の水仮説
おたまじゃくし仮説
これらの学説は、「心臓」の不在が実証されたことで現在ではすべて否定されている。

エーテルの復権[編集]

一般的に「魔力」と称される実在に関しては、狭義の意味では既に否定された学説であるとするのが主流である。現在、「魔力」といえば、エーテルすなわち相関律より浮動される一時的な架空元素のことを指す。旧来の「魔力」が世界に満ちる実在的なエネルギーを意味したのに際して、現在の「魔力」あるいはエーテルの場合は、形而上の共時世界に仮託した意味論的な充溢を指示する点に相違があり、専門的には厳密に区別されている。近年の学説では、エーテルはあくまでも人々の想像力を束ねて仮設する思考の媒介であり、実在のエネルギーではないとする解釈が採られている。